本日はこちらの手法を使用して実際にどんな結果だったか、軽く講評したいと思います。2年で数億円を稼いだと思われる手法です。
※2010年のレバレッジ規制前の話なので、かなりハイレバでやってたと思われます。
253手法MTF版の検証
元になったルールと今回検証してみた元のルールを記載します。
元のルール
- 5分足チャートを使用
- チャートに表示するのは5MA、52MA、平均足
- 5MAが52MAを上にはっきり抜けたらロング、下にはっきり抜けたらショート、そのままフォロースルーを待って30-50pipsで利確
- 52MAに5MAが戻ってきたら即撤退
検証に使用したMTFルール
5分足のみは流石に無理があると思ったため、MTF(マルチタイムフレーム)で上位足に1時間足を使用しました。
- 1時間足と5分足チャートを使用
- それぞれに5MA、52MA、平均足を表示
- ロング条件として、1時間足で5MAが52MAの上にあること、ショート条件として1時間足で5MAが52MAの下にあること
- 1時間足で条件を満たす場合に、5分足で5MAが52MAを上にはっきり抜けたらロング、下にはっきり抜けたらショート、そのままフォロースルーを待って30-50pipsで利確
- 52MAに5MAが戻ってきたら即撤退
- ストップロス条件として、直近安値または高値を設定
- 利食いは35-45pipsをエントリー時に指定
結果
- 試行回数 … 32回
- 勝ちトレード…18回
- 負けトレード…14回(同値撤退1回)
- 最大連勝回数…6回
- 最大連敗回数…3回
- 通貨ペア … ポンド円
- ロット … 1万通貨
- 時期 … 2010年1月~
- 開始時資金 … 10000USD
- 終了時資金 … 10446USD
- Profit Factor … 2.50
講評 (という程の物でもないですが)
予想通りというか、レンジになると連敗がやや目立ちました。しかしトレンド相場だと連勝が続き、安定して少しずつ資金が増えていくのは検証しててもちょっぴり快感。
MTFでやってみましたが、割とチャンスを逃します。動物的な勘を持った人は5分足だけでやる方が儲かるのかも知れません。ただし危険も避けてくれるので保守的に行くならやはりMTFでしょうか。また、利食い水準にギリギリヒットする前に反転される事も多かったため、サポレジ水準を見つつ必要に応じて30pips未満で利食いした方が勝率は上がります。トータルでは伸び悩むかも知れませんが…。
少ない試行回数ですが、やはり物を言うのはルール通り機械的に損切りしていた事でした。損切りした後はエントリーした方向と大きく反対に動く事が多かったため、損切りを適切に行わない限りこのルールでトレードしてもまず勝てないでしょう。
また、平均足がトレードルール自体に絡んで来ないので、次回以降外してしまおうかと思います。
こういうチャートの時はあっさり勝てます。